妊婦さんには席を譲ろうハラスメントをしてしまった。
突然ですが先日のおはなしを。。。
電車で座る私の斜め左に
なかなかお腹が大きめの妊婦さんがいて、
その妊婦さんは、席でいうと私の隣の隣ぐらい。の、前に立っていた。
私は声を出して周りに迷惑がかからないよう
手を伸ばして“ここどうぞ👇”ってジェスチャーをしたら
隣の隣に座ってた人が(妊婦さんの目の前の人)
「あっ!ごめんなさい気付かなかった!」って…
妊婦さんを巡る席の譲り合いがはじまった。
別に私は良い人になりたいわけじゃない。
あ、お腹大きいなぁ。大変そうだなぁ。もうすぐ着くし、立つか。
以外の感情はなかったし。
発見からジェスチャーを送るまでの間、
飲み物をカバンにまったり、イヤホンを外したり、
身の回りを整える時間を経ての声掛けだし。
私からの譲りますジェスチャーと、
目の前の女性からの
「ごめんなさい気付かなかった!」という
咄嗟に脳と身体がリンクして動ける善人と、
逆に気まずくなる妊婦さん。
でだ、登場人物は3人だけだと思うだろ?
そうではない。
私の隣、善人の隣、
つまり、間に挟まれる無関係の人間だ。
無関係さんは、この空気のお陰で完全に
“何もしなかった人”という気まずさに
包まれてしまっただろう。ごめん。
姿勢を整え、荷物をギュッとコンパクトに
座り直した無関係さんに対し
私は申し訳ない気持ちが込み上げた。
ごめん。なんかごめん。
先程の話に戻ると、
「あっ!ごめんなさい気付かなかった!」の瞬発力おねえさんと、私。
どちらが先に降りるかの戦いだ。
私は3駅先。
瞬発力さん「私次で降りるので!どうぞ座ってください!」
負けだ。
私は敗北した。
『あっ…じゃあ…なんかすいません…』
大人しく座り直した。
お腹の大きな妊婦さんは
私にも瞬発力さんにも丁寧にお礼を言い、
無事、席に座ることができた。
快速通過駅の為、
各駅停車との時間調整で
長めにその駅に停車中のことだ。
周りの方々は見て見ぬふり。
でも、横目で確実に
この一連の流れを見ている。
あの独特の
「全員が知ってるけど誰も触れない空気」
になっていた。
気まずい。
なんとなく私は、ずっと気まずい。
広告に目をやる者。
車内案内表示器に目をやる者。
なんとなく咳払いをする者。
いろんな人がいる。
私はこの気まずさとハラスメント事件を忘れぬ様、
必死にメモに残す作業をしていた。
電車が動き出し、
隣の駅で、瞬発力さんが降りた。
妊婦さん「ありがとうございました^^」
瞬発力さん『いえいえ〜^^』
そこから2駅進み、私も降りる駅だ。
私は立ち上がり、
そそくさと電車を降りようとした
妊婦さん「さっきはありがとうございました^^」
私『^^』
あぁもうっ!良い人!
なんかごめん!
携帯とかいじりたかったよね!
なのに、瞬発力さんや私が降りるタイミングで
お礼を言わなきゃ!みたいな使命感があったよね!
ほんとごめん気を使わせてごめん!
良い子産んでね!!!
そして間に挟まれし何もしなかった人!
ほんっとごめん!
あなたはこの気まずい空気に完全にやられ、
携帯も見れずに荷物をギュッと抱きしめ、
ぽけーっとするしかなかったよね!
ごめん!!!
妊婦さんには席を譲りたい。
でも結果として
妊婦さんに気を遣わせ、
瞬発力さんを出動させ、
無関係さんを巻き込み、
車内全体を微妙な空気にした。
善意って難しい。
おわり