ハンドメイド関連

キャラクター生地をノベルティに使うのは違法?知っておきたい注意点と代替案

ハンドメイド作品を購入してくれたお客様に、ちょっとしたノベルティをプレゼントしたい!そんな風に思うハンドメイド作家さんも多いのではないでしょうか?

しかし、キャラクター生地には著作権や商標権が関わることを知っていますか?

知らないうちにトラブルに巻き込まれないためにも、今回の記事では、キャラクター生地を使用したノベルティを配布する際の注意点と、安心して楽しめる代替案をご紹介します!

ハンドメイド作品を購入者にノベルティとして提供する際、特にキャラクター生地を使った作品に関しては、著作権または商標権に関する注意が重要です。

キャラクター生地は通常、有名なキャラクターがデザインされているため、法律上の問題に発展する可能性があります。

以下に、その際の注意点を詳しく説明します。

*この記事の一部では、AI(ChatGPT)の回答を参考にしています。ChatGPTの回答はAIによって生成されたものであり、正確性や最新性を保証するものではありません。AIが生成した情報に基づき、実際の経験や調査を加えた内容をお届けします。必要に応じて情報を確認の上、参考にしてください。

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1.著作権と商標権について

  • 商業利用の制限
  • キャラクター生地にデザインされたキャラクターは、著作権または商標権で保護されています。多くの場合、キャラクターを使った製品の販売や配布は、権利者の許可が必要です。無料で配布する場合でも、商業活動に関連して配布される場合には商用利用と見られることが多いです。
  • 許可の確認
  • キャラクター生地を購入した際、商用的な使用が許可されているかどうかを販売元に確認しましょう。キャラクター生地の場合は、だいたい生地の耳(端っこ)に商用利用の可否がプリントされている場合があるので、購入前に確認しましょう。

著作権についての詳しい説明等は、こちらの公益社団法人著作権情報センターのホームページをご覧ください。


2. 「販売ではない」場合にも注意が必要

  • ノベルティでも問題になる可能性
  • 購入者へのプレゼントやノベルティとして配布する場合でも、商用利用に当たります。商用利用とは、営利目的で利用することを指します。たとえプレゼントだとしても、結果的に利益を得ると考えられるため、注意が必要です。
  • 可能な範囲
  • 例、個人的な友人や家族へのプレゼントであれば問題になる可能性は低いですが、購入者向けにキャラクターを使用した作品を配ることは、上記でも書いたように、商業的な利用と判断される可能性はあります。

筆者は、商用利用可能な可愛いゆめかわ生地の、クラシカルモダンというシリーズが大好きです。

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3.キャラクター生地を使わない選択肢

  • 無地や著作権フリーのデザインを使用する
  • ノベルティとして配布するハンドメイド作品では、権利著作権の問題に配慮し、無地の生地や著作権フリーのデザインを使用することを検討しましょう。生地を使ったり、商業利用が許可された素材を選ぶことも一つの手です。
  • 自身のオリジナルデザインを作成
  • ノベルティにオリジナルの布やタグを使うデザインと、ブランドの個性を出しつつ、法のリスクを回避することができます。オリジナルデザインを印刷してくれるサービスも多数ありますので、利用を検討してみましょう。

4.ライセンス取得の可能性

ライセンス取得の可能性について、キャラクター生地を使った作品をノベルティとして合法的に配布するには、著作権や商標権を管理している権利者からライセンスを取得する必要があります。

しかし、この手続きは小規模なハンドメイド作家にとって非常に面倒で、コストや条件が厳しいのが現実です。以下にその理由と詳細を説明します。

ライセンス取得の手続き

  1. 権利者への問い合わせ
    • ライセンス取得を希望する場合、まずキャラクターの著作権や商標権を管理している企業や団体に連絡を取る必要があります。
    • 例:ディズニーやサンリオなどの場合、専用の問い合わせフォームや代理窓口を通じて交渉が必要です。
  2. 使用目的の説明
    • 何に使うのか(ノベルティで配布するなど)、使用する量や期間など、具体的な計画を提出しなければなりません。
    • 多くの場合、小規模利用や短期的なプロジェクトは断られることがあります。
  3. 契約と費用負担
    • ライセンス料を支払う必要があり、これが高額になる場合がほとんどです。また、契約に基づき使用方法が厳格に制限されます。

ライセンス取得のハードル

  1. 時間がかかる
    • 問い合わせから交渉、契約締結までに数週間から数ヶ月かかる場合があります。小規模な作家には不向きなプロセスです。
  2. コストが高い
    • ライセンス料は利用規模に応じて数万円~数十万円以上かかることがあります。これをノベルティのコストとして吸収するのは現実的ではありません。
  3. 利用条件が厳しい
    • ライセンス契約には、「どのように使うか」「どのくらい配布するか」など、細かい条件が設定されることが多く、柔軟性がありません。
  4. 小規模利用に向いていない
    • 権利者側は、規模の小さいプロジェクトや個人の作家との契約に消極的である場合が多く、実質的に交渉が困難です。

現実的な選択肢は?

  1. 著作権フリーのデザインや商用利用可能な素材を選ぶ
    • ライセンス取得の代わりに、商用利用が許可されている素材を使えば、時間もコストも節約できます。
  2. オリジナルデザインの活用
    • 自分でデザインを作るか、オリジナルデザインを依頼することで、法的リスクを回避しながら独自性のあるノベルティを作成できます。

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まとめ

ライセンス取得は「法的に安全な選択肢」ではありますが、小規模なハンドメイド作家には現実的に負担が大きすぎるのが実情です。

時間やコストの観点からも、商用利用可能な生地を使うか、オリジナルデザインを採用する方法を検討するほうが効率的でしょう。

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5.キャラクター生地の代替としての「インスパイア」作品

インスパイア作品とは、既存のキャラクターやブランドに似たデザインや要素を取り入れた作品のことを指しますが、これが商標権を侵害する可能性があります。

特に、有名なキャラクターやブランドを連想させるデザインは、「出所混同(そのブランドの商品だと誤解されること)」を引き起こす恐れがあるため、商標法に違反する場合があります。

結果として、法的なトラブルに発展する可能性があるため、慎重に注意する必要があります。

ポイント:「キャラクター風」のデザインに注意

ハンドメイドの世界でよく見かけるディズニープリンセスのカラーを意識した作品や、「プリンセス〇〇」といった作品など。あれは完全にアウトです。

取り締まっていないから。よく売れるから。という認識なのでしょうか?そんなプリンセス風の作品を作る方を未だに見かけますが…そんな作家さんとはかかわらないが吉ですよ。

2021年頃は「鬼滅の刃風」や、検索にかかりやすい様「市松柄」を「炭治郎イメージ」と称して販売したハンドメイド作家やケーキ屋さんが、次々と書類送検されていましたね。


6.販売プラットフォームのガイドラインに従う

  • 各プラットフォームの規約を確認
  • ハンドメイド販売サイト(minneCreemaなど)や自分のオンラインショップで販売する際、それぞれのプラットフォームには独自の規約が存在します。該当する場合をしっかり確認する必要があります。
  • 禁止事項に対抗しないか確認
  • 多くのプラットフォームでは、著作権侵害になる可能性がある商品や、同じようなノベルティの販売や配布を禁止しています。そのため、キャラクター生地を使用したノベルティがガイドラインに禁止されていないか、確認が必要です。

7.透明性の確保と説明

「透明性の確保と説明」のとは、購入者や読者に対して、キャラクター生地を使用したノベルティの配布について誤解を与えないように、明確に情報を伝えることです。

具体的には、以下のような対応を指します。

  1. 配布の目的を明確にする
    • キャラクター生地を使用した作品が、販売品ではなく、あくまでノベルティ(おまけ)として提供されるものであることを、購入者に正確に伝える。
    • 例:ノベルティが「販売している商品とは異なる目的で作成されたものである」旨を説明。
  2. 使用の範囲や制限を示す
    • 配布するノベルティ作品が、再販や商業利用を想定していないものであることを明記する。
    • 例:「このノベルティは個人的な楽しみのためのものであり、再販や商業利用はできません」とタグや説明文に書く。
  3. 法的リスクを避ける意識を持つ
    • 著作権や商標権のあるキャラクター生地を使用している場合、その素材がどのように利用されているのかを透明にする。
    • 例:「この作品は販売目的ではなく、購入者への感謝を込めた個人作成のノベルティです」と明示。

なぜこれが必要なのか?

キャラクター生地を使用する場合、権利者や第三者に誤解を与える行為(たとえば、公式ライセンスを持っていると誤解される表現)が問題となる可能性があります。透明性を確保することで、こうしたトラブルのリスクを軽減できるというのが目的です。

まぁ…リスク回避の為にいろいろかたく書きましたが、かしこまった書き方をせずに書くと…結論めんどくさいから、やらん方がいいんじゃない?と筆者は思います(;^^)


まとめ

キャラクター生地を使用したノベルティ作品は、著作権や商標権の問題がつきものです。『無料だから問題ない』という誤解でトラブルに巻き込まれるケースもあるため、慎重に対応する必要があります。
その一方で、商用利用可能な生地や、オリジナルデザインを取り入れることで、こうした問題を回避しながら、独自性のあるノベルティを作成できます。

様々な決まり事や面倒だと感じるルールがたんさんある世の中ですが、ルールや決まりがないと、秩序も保たれないですからね…(;´д`)トホホ

ルールを守って正しく楽しくハンドメイドをしましょう♪

著作権についての詳しい説明等は、

こちらの公益社団法人著作権情報センターのホームページをご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ゆこ
ハンドメイド作家になり、個人でのフリマサイトでの販売や、SNS等を利用したライブコマース販売を経験し、数年。。 世の中が著作権の取り締まりに厳しくなり始め、コロナ禍に突入し、おうち時間の変化→ハンドメイド作家量産期へ。 個人での販売に限界を感じ、作品の販売方法を個人→委託へシフトチェンジ。 委託販売を数年経験し、現在は受託側になり自身のハンドメイド委託販売店を経営しながら奮闘する30代です。