無店舗型(配信型)委託販売店とは。実店舗と何が違くて、何がいいのか。
先日、委託販売店の探し方や、
何がどう違うのか。など書いてみました。
今回は、
無店舗型ハンドメイド委託販売店について、深掘りしていきます
このブログの筆者は、このタイプのハンドメイドショップを経営しています
- 無店舗型委託販売店
- 配信型委託販売店
- 無店舗型ハンドメイドショップ
- 配信型ハンドメイドショップ
- 無店舗型ハンドメイド委託販売店
呼び名はたくさんありますが、
結論から言うと、実店舗を持たないハンドメイド雑貨店のことです。
ネットショップや、SNSの投稿、ストーリーズ、ライブ配信などでお客様へ向けて発信し、
お客様は、メッセージのやり取りや、投稿へのコメント、配信中のコメントなどで、お買い物をします。
実店舗のハンドメイドショップでも、ライブ配信(ライブコマース)を取り入れているお店もたくさんあります。
無店舗型は、
実店舗のように、お店がそこにあって、待っていればお客様が来て、いつの間にか商品が売れているということはなく…
オーナーが、投稿・ストーリーズ・ライブ配信など、発信をしていかなければ、作品が売れることはありません。
作家様の人数が多いお店
作家様の人数が少ないお店
系統を絞っているお店
系統がバラバラなお店
本当にたくさんあります。
無店舗型の委託店は次々新しいお店が出てくる
無店舗型ハンドメイド委託販売店は、毎月の様に新しいお店が誕生し、
年末年始や年度末、お盆休みなどの節目になると、バタバタと閉店します。
経営している私の体感としては、半年持つか持たないかでその後が決まるといっても過言ではありませんね。
半年も持たないお店もありますし、オープン1ヶ月で閉店。3ヶ月で限界。そんなお店も山ほどあります。
私が作家として活動していた頃、1週間で閉店した幻のお店もありました。。。
厳しい世界だ…笑
まぁそれだけ、私にも出来るかも〜!と、ラフに始める方が多いんだと思います。
嫌な言い方をすると、なめているオーナーさんが多いのなんのって。。
作家様をなんだと思っているんでしょうね。。まぁ誰もが始める前は、まさかそんなにすぐ閉店するなんて思っていないでしょうけどね…。
私は、ハンドメイド作家として数年いろいろなお店を経験してきて、自身のお店オープンへと決断しました。
だいぶ話が逸れましたね。
オーナー目線でもあり、作家としていろんなお店に所属してきた経験談も含め、お話させて頂きます。
オーナーが発信をあまりしてくれないお店は、売れにくい
作家として活動していれば、ある程度その人の作風。色。味。がありますよね。
同じ様な作品を作り、A店とB店に同じ様に納品しても、
A:オーナーが新着作品のアップをしてくれないA店では、いつの間にか納品していた人で終わってしまいます。
B:B店では、作家としてSNSで納品情報を発信→お店側もそれをシェア。
オーナーの元へ届けば、オーナーがアップしてくれる。
そうすることで、お客様もわくわくしてくださったり、欲しい作品に狙いを定めてくれたりします。
となると、やはりA店では売れない。B店では売れる。といった結果になります。
作家さんがたくさんいるお店のメリット・デメリット
メリット
作家さんがたくさんいるということは、その分お客様もたくさんいます。
人気作家さんの作品を爆買いされるお客様から、あわよくば自分の作品も買って貰えます。まだ見ぬ未来のファンと出会える確率も高くなります。
デメリット
そのお店で目立つことが出来なければ、埋もれて幽霊作家になります。
更に、同じ系統、同じジャンルの作家さんがいたら、真似したされた問題のトラブルに発展することも…。
作家さんの人数が少ないお店のメリットデメリット
メリット
作家さんの人数が少ないお店では、系統やジャンルで被ることがないので、思いっきり自分を発揮できます。
作りたいものを作り、納品したいものを納品できます。
そのお店で目立てば、何を納品しても売れる!といった、無双状態にもなります。
デメリット
作家さんの人数が少なければ、やはり比例してお客様の人数も少ない傾向にあります。
同じお客様ばかりになるので、リピーター様になってくれたとしても、買い尽くされてしまえば、新作を考えなければならない。必ず行き詰まる時がきます。
オープニング作家として所属することと、何年も続いているお店に所属すること
上でも述べた様に、無店舗型のハンドメイド委託販売店は、毎月の様に新しいお店が誕生します。
オープニング作家として所属するということは、それだけ注目度も高まり、新しい作家仲間ができたり、みんなでワクワクドキドキお店を育てていこう!といった空気感があります。
しかし、お店も本当に様々ですし、オーナーさんだってオープンしてすぐはヒヨっ子です。
入ってみたらオーナーがダメダメだった。。
変な作家さんと出会って精神的に疲れた。
お客様が増えない、安定しない。
その様な残念なこともたくさんあります。
その点、何年も続いているお店では、お客様もたくさんいるのはもちろんのこと。
オーナーさんも仕事がスムーズで、トラブルが少なく活動できます。
しかし、世の中には既にたくさんの作家さんがいる為、入りたいお店には既に自分と同じジャンルの作家さんがいたり、そもそも新たに作家さんの募集をしていなかったり。
お店に所属できるかどうか、入りたいお店に入れるかどうが、これが実は第一関門かもしれませんねぇ。。
自分が所属したいと思っても、お店に入れなかったら辛いよね
無店舗型委託販売店の良いところ
さて次は、実店舗と違って、ここが良い!
無店舗型委託販売店には無店舗型委託販売店の良さがある!
これについてですが、これは向いている人と向いていない人がいるかと思います。
お客様との距離が近いことです。
お客様との距離ってなぁに?
実店舗委託では、お客様が誰なのか分からない。どんな方がいつどのタイミングで購入してくださったかわからない。
それと変わって無店舗委託では、作品が買われる場所がライブコマースが主なので、そのタイミングに自分も居れば、リアルタイムで誰がどの作品を買ってくれたか見ることが出来ます。
これの何がいいのかと言うと、
お客様の好みが把握しやすくなる。
リピーター様に繋がりやすくなる。
お店を通さず個人取引がしやすくなる。(販売手数料が引かれずに、売買できる)
この辺だとと思います。
新作を納品すればすぐお店が紹介を出してくれるので、
自身でも「〇〇に納品しました〜」と事前告知をしていれば、
お客様は来て下さるし、納品してすぐ買ってもらえますね。
デメリットとしては、SNSやライブコマースをやっていない方には買ってもらえない(知ってもらえない)ので、全国へ向けて発信してはいるけれど、広いようで狭い世界でもあります。
その地域の方メインに買われる実店舗か、
全国各地に買われる無店舗か、
絶対にこっちの方がいい!というのは人それぞれ違うんじゃないかなと思います。
のんびりまったり作品を作り、納品できる時にしたいなら、郊外にある実店舗がいいと思うし
とにかく数を売りたい!自分の名前を広めたい!と思うなら、無店舗がいいと思うし
人によって、
どんな作家でありたいか。
自身の作品価値をどのレベルに置きたいのか。
これによって大きく変わるものではありますね。
またその辺は別で書きたいと思います。
今回は、無店舗型委託販売店のメリット、デメリットや、
どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのか、
お店によってなにがどう違うのか、
その辺を書いてみました。
無店舗型委託販売店を探して、入りたいお店に応募をするところ。。
これも本当にコツがあると言いますか…作家として活動していたころには分からなかった大切なポイントが、オーナーという立場になって分かった事や、大切な事があるので、
こちらもまたいつか書きたいと思います。
ありがとうございました。
おしまい
この記事を書いた後に、こちらの記事を投稿しました↓